クロノタイプとは?調べ方や特徴を解説します

クロノタイプのサムネイル

人の平均睡眠時間は…何時に起きて何時に寝て…など、人間の睡眠というのはある一定の決まった法則があるような言われ方をよくしますが、そんなことはありません。

人の容姿や考え方がそれぞれ違うように、睡眠のリズムも人によって違うのです。

その睡眠の習慣を決める大きな要因の一つが「クロノタイプ」と呼ばれるものです。

朝型や夜型という言葉を聞いたことはないでしょうか?それを決定するものがクロノタイプです。

今回は、一人ひとりが持つ睡眠の習慣を決めるのに重要な役割を持っているクロノタイプについて説明していきます。

クロノタイプと朝型夜型

概日リズム

クロノタイプとは睡眠のルーティンにかかわる生物学的な体質のことです。

人間は概日リズム(体内時計)に合わせて活動的になったり眠くなったりするのですが、そのリズムは人によって異なります。

一般的には朝型・夜型という呼び方のほうが親しみを感じるかもしれません。

人は一日の中で、起床と共に体温が上昇していき活動状態に入り、夜になるにつれメラトニンが分泌されて眠気を感じ睡眠に入るというサイクルを繰り返します。

そのサイクルが早い時間帯に行われるタイプの人を朝型、遅い時間帯に行われるタイプの人を夜型と呼びます。

これらは朝型のクロノタイプと夜型のクロノタイプということになります。

厳密には、朝型にも「超早起きの人」や「早起きの人」や「ただ朝起きる人」がいるように、

朝型・夜型というのはハッキリと2つに区分できるわけではなく、それぞれ微妙な違いがあります。

クロノタイプは遺伝によって決まる

遺伝子

睡眠と覚醒のリズムを司るクロノタイプですが、それは遺伝によって決まっています。

傾向の分布としては全体の4割が朝型、3割が夜型、残りの3割が中間型であると考えられています。

このようにバラバラなクロノタイプが現代に至るまで遺伝し続けているわけですが、

そもそも人はなぜバラバラなクロノタイプを持つ必要があったのでしょうか。

それには諸説ありますが、外敵に備えるため朝も夜も見張っていなければならなかったというのが有力な説だとされています。

朝の見守りは朝に活動し夜に寝る必要があり、夜の見守りは夜に活動し朝に寝る必要があったわけですね。

クロノタイプは変えられない?

ダメ

極端な朝型は睡眠相前進型、極端な夜型は睡眠相後退型とも言います。

睡眠相前進型の人は18時頃に寝て2時頃起きるのが適正だと感じる例もあり、睡眠相後退型の人は3時頃に眠くなり12時頃に起きるのが適正だと感じる例もあります。

どちらのタイプもそれぞれの体内時計に合った生活であれば健康上の問題は出ませんが、

人によっては理想の睡眠サイクルがどうであるかにかかわらず社会生活に毎日のルーティンを合わせざるを得ない場合もあり、

早すぎる眠気や起床あるいは遅すぎる眠気や起床を変えられないかと悩む人も少なくないでしょう。

数日だけなら本来クロノタイプに合わない生活リズムに合わせることはできても、クロノタイプを根本から変えることは不可能だと考えられています。

例えば夜型の人は、平日の5日間は朝7時頃に起きる生活をして、土日に本来合っている夜型のリズム(深夜就寝昼過ぎ起床)で過ごし、また平日には早起き…と繰り返します。

リモートワークや副業解禁など働き方も以前に比べ柔軟にはなってきており、個々の体質やそれに起因する多様な生活リズムへの理解は得つつありますが、

それらの働き方が完全に浸透しているとは未だ言えません。

特に9時5時の一般的な社会の生活リズムに合わせにくい夜型の人は、夜が深くなるまで眠気を感じず、まだまだ眠い早朝に起きなければならない苦労と絶え間なく戦っておられることでしょう。

クロノタイプの調べ方

調べる人

ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンのティル・ロネンバーグ教授によって提案されたミュンヘンクロノタイプ質問紙で、自分がどのようなクロノタイプを持っているのかを調べることができます。

以下のサイトで診断ができます。

何時に寝るのか、日中どのように過ごすのか、年齢性別などを答えるとどのようなクロノタイプを持っているかがわかります。

まとめ

人はクロノタイプによって朝型・夜型の傾向が決まります。

クロノタイプはそれぞれ違いますから、一般的な時間の過ごし方と自分との間に違和感を抱くのは不思議なことではありません。

自分のクロノタイプに合った睡眠で快適な生活を楽しみましょう。